山口功のブログ

記憶しない生き方って、どうなのか?

デジタルネイティブ、という言葉があるらしい。

物心ついた時に、すでにインターネットが完全に普及して、ケイタイ(さらにはスマホ)でネット接続できたり、そんな世代のことである。

フィルムカメラを触ったことのない世代といっても良いだろう。
私は、最後のアナログ世代であり、後にデジタルに対応した人間だろう。(もっとも完全には対応しきっていないかもしれないが)

両方の感覚が理解できる。
フィルムカメラや暗室での現像も体験したし、デジタルカメラやフォトショップも体験している。

だからよくわかるが、そろそろ記憶することが無意味に思われる時代になっているかもしれない。

なんでも、その場ですぐ調べられる。

人は、覚える必要がないと判断すると、覚えないのが普通である。

記憶は外部化して、自分の脳には蓄積されなくなる。
すぐに調べられるし、すぐに回答が得られるのだから。

デジタルネイティブは、記憶の外在化を徹底している世代と言えるかもしれない。

これは、おそらくそれ以前の世代と大きな感覚的なあると思う。
そして、思考そのものに結構重大な影響を及ぼすのではなかろうか。

いくらすぐに情報が得られるといっても、自分の中に消化して納めた情報とは質が異なる。
デジタルネイティブはその質の差も、実感する機会がほとんどないのだ。

この隔たりが明確に意識されるのは、少々先かもしれないが、学校の先生など、一部の人は気づいていのでないかと思う。

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雑記

「英語で読む科学」の読み納め

この5ヶ月ほど、放送大学の教材「英語で読む科学」に取り組んできた。

全15レッスン中、9レッスンは125回、難易度が高めな6レッスンは190回取り組んだことになる。

取り組んだ内容は、

ネイティブの朗読を聴きながら、目で文字を追って、どのように読まれているか確認する。 10%
本文解説の講義を聴きながら本文を確認する。 5%
オーバーラッピング 5%
シャドーイング 33% (低速・高速をたまに混ぜる)
音読  38%
録音した自分の声を確認する 7%
意味を取りながらしっかり聞く 2%

という感じだろうか。

ちなみに、流し聞はカウントしていない。
しかし、流し聞もそれなりには行った。

基本的には、文法・語彙に不安が無い状態にした文章に対して、シャドーイングと音読の波状攻撃をかけていくイメージである。

一番成長が実感できるのは、40〜80回あたりである。
100回を超えると、漫然と取り組んでいてもあまり成長できない気がするので、それなりの工夫が必要だ。

来週からは、別の教材に取り組む予定である。

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英語

生徒が忙しいのは悪いことだと思う。

英語を教える仕事は、公的な教育機関以外で行なっている。
そして自分は、その公的な教育機関で英語落ちこぼれになり、大学4年になってから、10年間独学で勉強し続けた経歴を持っている。

そうすると、見えてくることがある。

学校(公的な教育機関)で行われる内容は、かなり優れている。(とくに中学の内容、やセンター試験で試される内容)
しかし、足りないこともある。(足りないところは、一斉授業や、短期間での評価にはなじまないから、学校ではできない)

また、このところの学校は、生徒を忙しくさせすぎる。
結果的に、生徒は主体的な存在になる暇なく、目の前に出されたものを食べるしかなくなり、しかも嚙む前にまた次の料理が出てくるような状態になる。
忙しくしているのに、実はほとんどなにも身につかないという不思議な自体が生じる。
真面目な生徒ほど、全力でざるで水をすくい続けるような状態になる。

私は、英語の先生として教えているときは、生徒に英語とう技能をもっとも効率よく身につけてもらいたいと思っている。
学校の授業内容は極力利用するのが得策。
学校の授業で欠落しているところを、教え、かつ一人でもトレーニングできるように指導する。

それは、いいのだが、無意味に忙しいとうのは、どうにもフォローしにくい。
自分であれば、切り捨てるのも手だと思うが、それを安易に勧めるわけにもいかない。
そもそも、そこまで全体を見渡した上で自信をもって決断を下せる中高生はいないだろうし。

自由時間と、自由時間を使いこなす能力を与えたまえ!

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英語

夢色アサンブラvol.109コンタンポラン

周南美術博物館での展示「コンタンポラン」が先週の日曜日に無事終了しました。

土曜日に、展示会場でトークセッションが行われまして、テレビの取材が入りました。
本日その様子が、YouTubeにアップされたようです。

ご興味のある方は、「夢色アサンブラvol.109コンタンポラン」をごらんください。

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美術

楽勝ビジネス!

多くの者が、当たり前のように大学まで進み、また、多くの留学生がやってくる日本では、
全く学ぼうという意思のない生徒・学生が増加しているようである。

ビジネスとしては、好都合だと思う。
全く学ぶ気がなくても、高校(大学)ぐらいは行こうね、という雰囲気だと、少子化でも、高校や大学はそれなりに生徒・学生がやってくる。
それに少子化の不足分は、留学ビザで出稼ぎしようね、という学生が大勢押し寄せる。

宣伝などいらない。内容などどうでもいい。
「高校やってます!」「大学でっせ!」「うちは専門学校ですよ!」

それだけで、それなりにお客さんはやってくる。
しかも、何かを学びたいからやってくるという人は少なく、学校やコースによっては、そいういう生徒はもはや一人もいない。
宣伝費はあまりかからず、それでいて、内容もどうでもいい。(どうせ、聞かないのだから)

こんな楽な商売はないと思う。
適当なものをいい加減に作って、それでもみんな一応お金を出して買う。
そして、全く使わないか、そもそも使い方もわからない、もしくは使い物にもならない。
それでも、別に使う気がないのだから、表面上かっこよければ、文句も言わない。

かっこうや体裁は、いくらか重要だ。
最もレベルの高い教科書を買わせて、大量の宿題を出しておけばよかろう。
課外授業もやってます!

そういう体裁は大切だ。
そこを外さなければ、お金儲けができる。

う〜ん、私はその手のお金儲けはできないね。
あるいは、そういうお金儲けの付き合いで働くことはできないね。

私は教える人間がまるでやる気なしだったら、お手上げだし、そもそも教えることをやめてしまいそうだ。
私は生徒・学生が何かを、少しでも効率的に学ぶことをサポートすることに意味を見出しているので、お金をもらうからには、その実感がないと続けられない。
少なくとも、学ぶべき価値がありそうなことを提示することはしたい。
それでも受け付けてくれないなら、また気が向いた時に来てください、という方が健全だと考えている。

気が向いて、学ぼうと思って来てくれた人は、きちんと学ぼうとするのが普通だから。

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雑記

パス単一級でる度A攻略作戦

このところ、英検一級向きの単語を覚えようとしている。

パス単一級に出てくる単語をおさえれば、単語セクションで60パーセントは確実に抑えられるらしい。
とにかく、まずは、この単語帳を制圧すべきだろう。

でる度Bはすでに70パーセント程度頭に入っている。
この50日くらいのあいだに、でる度Aをその程度まで上げたい。
ちなみに今は25〜30パーセント程度である。

やり方は、例によってわからない単語をカード化して、ひたすら回すというもの。

急速に覚えた単語は、急速に忘れたりするので、その後も定期的にカードを回していく必要がある。
そういうカードが5500枚くらいはあるので、これらの復習をするのに、45日くらいかかるか。

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英語

CON TEN PORAIN (コンタンポラン)

グループ展のお知らせです。

CON TEN PORAIN (コンタンポラン)

2017年2月24日(金)〜26日(日)

(初日は13:00から、最終日は16:00まで)

周南市美術博物館
(周南市花畠10-16)

高下正明
西尾司
楊井朋子
山口功

私は、前の個展に出したものと、新作1セットを出品します。
この新作は立体作品です。
そして、新しい制作手法を試しております。
会期は3日間のみになります。
ぜひお越しください。

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美術

防水ブルーツゥーススピーカー導入

少人数の授業でいちいちCDコンポを持っていくのは面倒だと思い、ブルーツゥーススピーカー「M4」を購入。
これだと、ウォークマンからいきなり音を出せる。

ところが、このところ授業でのスピーカーの登板回数自体少なく、結局お風呂で放送大学の講義を聞くのに大活躍している。
パソコンでストリーミングしつつ、音をスピーカーに飛ばす。
スピーカーは防水だから、お風呂でも聞けるというわけである。

授業が、いつでもどこでも聞けるというのは、ものすごくいい時代だと思う。

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雑記

中級者になったら、目標地点との距離と方角を把握せよ!

目指すべき点と、現状の差に気がつくことが、中級レベル以降重要になる。
入門から中級レベルまでは、がむしゃらに回数をこなすことでもある程度順調に伸びていく。

しかし、ある程度まで進むと、回数をこなしてもあまり効果が得られなくなる。
そんなときは一度立ち止まり、目指している地点と、自分の立っているところとの距離・方角などを確認してみるべきだ。

英語学習の一環として音読をしているが、同じ文章を80回くらい音読するまではどんどん上達していく感覚があるのに、それ以後は立ち止まって誤差を確認しないと、ほとんど前に進めない。

誤差を確認するには、自分の声を録音するというのがもっとも効果的で、簡単である。
もっともこれは、心理的には苦しかったりするのだが。

具体的に何が違うのか、言葉にすることが出来ればよいが、ただ自分の声を聞いて

「こりゃ、ひどいな〜」
「なんか違うな〜」

などと思うだけでも、上達には貢献する。

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英語

授業形式は効果的に選べ

アクティブラーニングが高らかに賞賛されている。

私は美術(実技)を教えることがあるが、それははじめからアクティブラーニング以外の何者でもない。
今更強調されるまでもなく、すでにやっていることになるだろう。

実技ではない「座学」に分類されるような授業を担当している先生は、必死になってアクティブラーニングを取り入れようと思われる。

しかし、授業の形式ばかりに注目するのはよくないだろうと、思う。

私は短大で教えつつも、自らが大学生でもあり、授業を受けることもある。

つまり授業を受ける側としても、日々思うところがある。
無理やり、たどたどしくグループワークのようなものを入れられると、どうも学んだ気がしないことがある。

それよりも、先生の専門家としての生の話を聞きたいんですが…。
という気持ちになることも、事実あるのだ。

つまり、あまり効果的でない形で、とか、生徒学生のニーズを鑑みずに
「この授業形式を入れないとよくないので入れます!」

となってしまってはいけないだろう。

落語聞きにいって、噺家が
「それでは隣の人と自己紹介して、最近あった面白い体験を20分ずつ交互に話して下さい」

と言われたらそれは、たぶん噺家の落語を聞いているよりも面白くない展開になりそうだ。

もちろん、グループワークのようなものを取り入れた方が良い時もある。

アクティブラーニングは、あくまでも授業形式であり、選択肢の1つだということだ。

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雑記