山口功のブログ記憶しない生き方って、どうなのか?

記憶しない生き方って、どうなのか?

デジタルネイティブ、という言葉があるらしい。

物心ついた時に、すでにインターネットが完全に普及して、ケイタイ(さらにはスマホ)でネット接続できたり、そんな世代のことである。

フィルムカメラを触ったことのない世代といっても良いだろう。
私は、最後のアナログ世代であり、後にデジタルに対応した人間だろう。(もっとも完全には対応しきっていないかもしれないが)

両方の感覚が理解できる。
フィルムカメラや暗室での現像も体験したし、デジタルカメラやフォトショップも体験している。

だからよくわかるが、そろそろ記憶することが無意味に思われる時代になっているかもしれない。

なんでも、その場ですぐ調べられる。

人は、覚える必要がないと判断すると、覚えないのが普通である。

記憶は外部化して、自分の脳には蓄積されなくなる。
すぐに調べられるし、すぐに回答が得られるのだから。

デジタルネイティブは、記憶の外在化を徹底している世代と言えるかもしれない。

これは、おそらくそれ以前の世代と大きな感覚的なあると思う。
そして、思考そのものに結構重大な影響を及ぼすのではなかろうか。

いくらすぐに情報が得られるといっても、自分の中に消化して納めた情報とは質が異なる。
デジタルネイティブはその質の差も、実感する機会がほとんどないのだ。

この隔たりが明確に意識されるのは、少々先かもしれないが、学校の先生など、一部の人は気づいていのでないかと思う。

category
雑記

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