山口功のブログ美しさとは何ぞや?

美しさとは何ぞや?

「美しさ」ということを考える。

専門的に美術表現をしているし「美術」を教えている人間として、美しさとうのはこういうことであると言いたいが、
実はどういうのが美しさなのか今ひとつわからない。

「技術的に完成度が高い」
「表現として優れている」
「強い表現だ」
「こういう作品は好きだ」

というのはよくわかるが「これは美しい!」と思ったことがない…というか、どうも美しいという言葉がピンと来ない。

何か絶対的な指標があって、それを美しいと言うのなら、この時代そういうのは無いのではなかろうか?

社会全体で作り上げた、面積をまったくもたないような点が「美しさ」という印象がある。

ところが、どうやらそういうものは無いように思う。
あるのは、

鑑賞者側、作る側、両方の個人的な好みと、
言いたいことをどれだけムダ無く効果的に語っているか(表現力)

だけなのではなかろうか?

もっとも、慣習的に作られた「美しさ」のイメージはそこそこ存在しているとは思うが、かえってステレオタイプ的な見方を誘発してしまうので、疑ってかかった方が良いかもしれない。

category
美術

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