山口功のブログ人工音声

人工音声

楽器の音は、パソコンでいかようでも作れるので、下手をしたら、演奏者なしで、録音なしで、音楽がポンっとできてしまう。

いや、ポンっというほど簡単だとは思わないが…。

ゲーム音楽などは、演奏者なし、録音なしで、作っているのが大半だろう。

ところが、人間の声となると、まだ、完全に人工的に作り出すのは難しいようだ。

4年くらい前から、ボーカロイドが登場したのだが、あれは、とある声優の声をばらして部品化して、それを元に、組み合わせたり機械的にパラメーターを調節して、しゃべらせたり、歌わせたりしているのであるから、まあ、比較的人工的とも言える。

これまでの、人工音声の集大成的なものであるかもしれない。

しかし、まだ、自由自在に自然な人間の声とはいかない。

人間は人間の声をかなり細やかに聞いているので、そのレベルで機械が再現するのは、かなり難しいとみえる。
しかし、だいぶ自然な声に迫ってきてはいるのだろう。

もし、人間の声を完璧に、それも簡単に作ることができれば、アニメの音声は、パソコンで作れるようになる。

否、なってしまうと言うべきか。
声優業の人は、活躍の場が減ってたいへんだ。

ただ、生きた声優が存在しない方が、アニメ作品としての純度は高まる気がする。

生身の声優があまり全面に出過ぎると
「あの役をやってた○○という声優さんね!」

という思いが頭をよぎってしまうので、それは、多くの場合アニメ作品の純度を下げることになる。

そいう舞台裏のことで楽しむということは、もちろんあるので、ダメなことだとは言えないのだが、作品そのもののことを考えると、そこで登場する声優はそこでしか登場しない方がよいし、生身の声優が公に姿を出さない方がよい。

しかし、生きた人間がやっている以上、それは限界があるので、そうなると、完璧な人工音声ソフトが開発されれば、それは非常に魅力的な気がする。

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雑記

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