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The Giver

久々に、アメリカ児童文学作家ロイス・ローリーのニューベリー賞作品、"The Giver"を読んだ。

この作品ですごいと思うのは、設定である。

歴史や過去の記憶、特定の認知は時として、争いや差別、不平等を生む。
商品経済は時として無駄が生じるし、強い欲望を生む。

肌の色の違いを認識すれば、そこには差別が生じる。
過去の戦争の歴史や記憶をしれば、そこの憎しみが生じるかもしれない。
貧富の差も同様である。

「そういうものを無くしてしまおう」という選択がされた社会がこの作品の舞台である。

そしてそれは、人類の記憶と特定の認知を一人の人間がすべて引き受けることにより、成立する。

そんな、設定である。

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読書