山口功のブログ
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学校の世界観には逆らえない。

学校は独自の世界観を持っている、「夢と魔法の国」だ。
その世界観に反するようなことを言ったり実行したりしてはいけない雰囲気で満ちている。

その世界観とは、
1 先生の言うことや学校のルールに従順に従い、疑問を持ってはならない。
2 そうすれば、成績が上がり、偏差値の高い良い大学に行ける。
3 そうすれば、良い会社に就職できる、もしくは、公務員になれる。(特に男子は例外なく)年功序列終身雇用である。経済的に困ることは無い。住宅ローンは順調に返せるし、退職金でさらにもう一軒買おうと思えば買える。
4 30歳あたりで結婚して、ローンを組んで家を買い、子供を2人程度育てる。
5 これ即ち、まっとうな人生であり、幸せな人生だ。
6 海外へは旅行でしか行かない。海外旅行に行くなら、グアムかハワイである。

この世界観に反したことを言おうものなら、その場が凍りつくか、即座に否定されるか、怒鳴り飛ばされるだろう。

「出された宿題が自分に合わないので、別の教材を別のやり方でやってきました」
「この頭髪に関する校則、人種差別になりますよね」
「私は、結婚はしないし子供もいりません」
「私は、雇われるよりも、自分で事業をしたいです」
「高校を出たら、フランスへ料理の修行に行きます」
「演奏家になりたいです。フリーランスとして活動するつもりです」
「大学在籍中にベンチャー企業を立ち上げようと思います」
「アメリカで就職しようと考えています」
「公務員になっても、仕事が合わなければ辞めるつもりです」
「年功序列終身雇用なんて、すでに崩壊しています」
「今度、テルアビブに旅行します」

このような発言は、学校ではできないでしょ?
学校の世界観に反するので。
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教育

AIが決めました!

AIは言い訳に使えると思う。

学校現場においては「表面的な平等意識」が非常に強い。
同じ宿題を一斉に出すのはその一例である。

生徒によっては宿題をわざわざ出さなくても、自分で勉強できるし、
生徒によっては宿題の内容や量を変える必要がある。

しかし、それをすると、不平等だと非難されるだろう。
宿題を出した先生は生徒・保護者・校長などから、非難される可能性大である。

そこで、このように言えば丸く収まる。

「AIが、それぞれの生徒の理解度や性格を分析し、宿題を出すかださないか、出すとしたら、どのような内容をどの程度出すか、それぞれの生徒に合わせて決定したのですよ」

人が決めたとなると、いろいろと思うところが出てくるが、機械が決めたとなると、受け入れる層が多くなるのではなかろうか。
そもそも、AIが決めるという点では、平等である。
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教育

教科教科内容を難しくして、教養格差を広げる作戦。

独裁政権は、国民の教育水準が上がることを好まない傾向があるらしい。
一般国民に教養が付いて、基本的人権に関する知識を得たり、英語が使えるようになって情報収集や発信ができるようになったり、高度な計算ができるようになったり、税金の計算ができるようになったり、論理的にディスカッションできるようになったりするのは、特権階級にとって脅威である。

ということで、あえて学校を作らず、公的教育も限定的にする。
結果的に国際的な非難を受けることになる。
国内からも不満は少なからず出る。
国民に公的な教育を提供しないというのは、国際的な孤立に繋がる。

では、国際的な非難や、社会的な非難を受けずに、一般国民の教養を落とす方法は無いだろうか。
つまり、特権階級と一般国民の教養格差を広げる方法である。

それは、義務教育の教科内容を難しくすることである。基礎よりも応用に力を入れる。そして、落ちこぼれた人を救おうとしても、本教科の進行に間に合わないようにする。
この作戦をとれば、勉強についてこない人その人自身が悪い、ということにできる。
がんばらない人の自己責任にすることが容易ということだ。

当然、一度落ちこぼれると復帰は難しい。

一方、家庭環境に恵まれている人は、先回りして勉強していたり、学校以外での基礎的な勉強を充実させることができるので、何とかついていけるような環境を作り出せる。

結果、教養格差は固定出来て、特権階級は自分たちの地位を守れ、結果的に貧富の差も広がる。それでいて、高度な教育を提供している国ということで、社会的国際的に非難されることを回避できる。

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雑記

英単語カード報告

5年くらい前から、英単語カードを作って回し続けている。

徐々に「作ったものの、まだ回していないカードや、あまりに覚えられないので保留にしたカード」が増えていった。
そこで、10ヶ月くらい前に、新たにカードを作ることをやめて、回すことのみに専念した。

その結果、本日「まだ回していないカード・保留のカード」がついに回しきれるようになったのである。

今1万2千枚くらいの単語カードがある。
予定では14400枚作って回すことになっている。

4月あたりから、まあ新たなカードを作っていこうかと思う。
あと、2000枚強。
どんな単語を拾うことになるか。

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英語

「英文法地図」 例文集 〜単語は中1・文法は全部〜

中1レベル・英検4級レベルで中1〜大学入試までの英文法項目に例文を付けるプロジェクトを進めています。
この文法集の名前を考えていますが、暫定的ながら決まりました。
題して

「英文法地図」 例文集360
〜単語は中1・文法は全部〜

まあ、少し変える可能性もありますが。

春の終わりまでには、販売を開始予定です。

例文はだいたい出揃って、いま別の先生にチェックしてもらっているところ。
レイアウトは、まだ途上です。

ご期待ください。
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英語

中学英語が激しく難化

2021年度から中学校英語が変わります。
具体的には、

1 「現在完了進行形」 「原形不定詞」 「仮定法」 を従来の文法項目に追加

2 単語がこれまでの1200語から、2400語と倍になる

3 英語の授業は基本的に英語で行う

4 教科書にQRコードを印刷し、ネイティブの発音がすぐに聞けるようにする

つまり、全体的に負担が増えるということです。
発音が聞けるようにするというのは、良いことですけど、1~3の負担増についていける生徒はかなり限定されるのではないかと思われます。

この方針を忠実に実行すると、
中学校の英語講師は、現在完了形と現在完了進行形の違いを、やや語彙レベルの高い例文を使いつつ英語で説明するということになるのか?
さすがにそれは難しすぎるので、やや語彙レベルの高い例文を何度も読んだり聞いたりして、そこから現在完了形と現在完了進行形の違いを感じ取るように、仕向けるのか?
いずれにせよ、高度な能力が要求される。

私が
「現在完了形と現在完了進行形の違い」
を中学生に教えるなら、英語では説明しない。というか、できる自信がない。
どう考えても、日本語で教えるだろう。
例文はできるだけ簡単な単語で作る。

I have lived in Kyoto since 2005. (現在完了形/状態の継続)
Misaki has been running for 30 minutes. (現在完了進行形/動作の継続)

現在完了形と現在完了進行形の使い分けは、動詞の性質によって行われます。
動きが感じられる動詞は、進行形にしない。感じられるものは進行形にする。
「住む」は状態、すなわち動きが感じられない。だから進行形にはしない。
だけど、「走る」は動作、すなわち動きが感じられる。だから進行形にする。

もっとも、この説明ですら理解するには、品詞の知識、過去形と完了形の違い、完了形の3つの用法、を知っていることが前提になる。

大丈夫なのか?
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英語

第19回 NAU21世紀美術連盟展

展覧会のお知らせです。

第19回 NAU21世紀美術連盟展
2020年2月3日(水)~2月14日(日)

10:00~18:00
2月9日(火)休館

国立新美術館 展示室A
(東京都港区六本木7-22-2)

2か月かけて100号を描きました。
平面作品としては、この数年の静かな集大成です。
そして、東京での発表はずいぶん久しぶり。

ぜひ、お越しください。
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美術

生身感が無い声

人工音声の進化は枝分かれした。

1つの流れは、人間の声に近づける流れ。
もう1つの流れは、良い感じの機械音声を確立する流れ。

私は、将来的に「良い感じの機械音声」というのが、かなり求められるのではないかと考えている。
それは、一定の数「生声」が苦手という人が出てきたからである。

声に限ったことではないが、身体的な要素、言い換えれば「生身感」というの嫌がる人が増えているのではないか。
機械は機械らしく、人間味の無い、しかし聞き取りやすい声を追求し、人々は生身感を感じずに機械音声に乗せて届けられる情報を得る。機械音声でも生身感が感じられるものは、聞く人を限定するだろう。
そんな世の中が目前に迫っている。
10年以内にほぼすべてのニュースは機械音声になるのではなかろうか?
コストも削減できるというのもあるが、何といっても生身感が無い、従って聞きやすいし、何かと負担が少なく感じる。
もしかしたら、アニメでも声優を使わず人工音声を使ったものが出てくるのではないかと思う。
はじめは、人間の声に似せた人口音声を使うだろうが、やがて、あえて「生身感があまりない良い感じの機械音声」を使う作風が登場し、そして、それが1つのジャンルとして確立する。10年くらい遅れてそのジャンルが世界に広まる。
日本は、良い感じの機械音声を受け入れ、愛する、最先端を走ることになるだろう。

もちろん、人間の声の需要は続くだろうと思うが、これまでのような感じではなく、もっと限定的な感じになりそうだ。

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雑記

英文法地図 売れています!

英文法地図、あと10ダウンロードでトータルダウンロード数300に達します。
通常版は、あと15枚程度売れると100枚になります。

〇 学習者の文法学習効率の向上
〇 中高生へのプレゼント
〇 部屋のインテリア

に貢献できれば非常にうれしい。

先日掲載された記事は以下のリンクから見ることができます。

サンデー山口 (1月27日)

英文法地図/販売サイト

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英語

いかに簡単な英単語で例文を作るか

参考書や問題集を作る人にとって大切なのは、「無駄に難しくしないこと」である。

自分がその分野に熟達してくると、どうしても難しくしたくなるし、そういう傾向は強い。

「まあ、中学生でもこのくらいの単語は知っててもらいたいよね。」
「高校生用でも、難関大学ではこのくらいの単語でることあるから一応入れてみるか」

という感じで、単なる受動態の例文なのに、わからない単語が多すぎて、受動態どころではなくなったりする。

もっとも、市販の参考書や問題集は、複数人でチェックして、こういうことがなるべく起きないように、調節しているが、やはり難しくしたがる傾向はある。

私は、簡単さを追求した例文作りをしてみたい。
どこまで簡単な語彙で、英文法の例文を作れるか。

中1レベルの英文をベースに、どこまで簡単な英単語で例文を作り続けられるか。

こうご期待。

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英語